備前窯焚き

篠山に来てから懇意にしていただいてるゆうゆう窯の青木先生に兼ねてからお願いしていた備前の窯焚きに参加させていただきました。なぜ篠山で備前焼なのかのツッコミはさておき、丸4日間昼夜を問わず焚き続ける作業は思っていたより重労働でした。私自身は火の番をするわけではなく、火の番をする男衆の食事の用意をする「賄い」さんでお手伝いです。

備前焼 ゆうゆう窯

7日:初日は下準備でガスを使って窯を温めていきます。この日はまだ薪をくべる作業はないのでお休み。

8日:本格的に薪をくべて徐々に窯の温度を上げていきます。丹山波はこの日の16時から24時までの当番で8時間しっかりと窯のお守りをしていきます。ゆうゆう窯さんでは先生を含めて6人で3交代のシフトを組んで窯を焚き続けていきます。このシフトに合わせて食事を用意していくのですが、何せ大人数なので台所はてんてこ舞い(笑)前日に下ごしらえしてもらっていたので、味噌を溶かすとかジャガイモを和えるとか簡単な作業だけで済みましたが、5時を回ると早番の人が上がってくるのでバタバタバタ。窯の方は順調に温度を上げて、先生もみんなも和やかな雰囲気です。

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9日:この日は灰を飛ばして器にかけるという作業が加わり、一層気合が入ります。2日目なので丹山波さんまだまだ元気です。結構、温度も上がってきて先生は「明日で終わろう!」と意気揚々。目標温度は1150度。正念場だけど、ある一定の温度まで上がるとそこから上げるのが大変らしく、薪の入れ方や本数、前から横から、入れるタイミングまでを変えながら頑張っていきます。中番の丹山波は24時まで頑張って後を深夜番に託して撤退。

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10日:温度が思ったように上がらず結局もう一晩焚くことに。「言うこと聞いてくれへん」とみんなでぼやくことしきり。さすがに3日目の夜ともなると疲れも出てくるし、思ったように上がらない温度にみんな無口・・・1150度まで上がらないと帰らせてもらえない〜〜〜!

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11日:4日目窯を閉じた頃を見計らってご飯だけ食べにゆうゆう窯さんへ(笑)行くとしっかりと密閉されて火は落とされていました。(う〜ん、ちょっと隙間あるかも)この後、そのままの状態でしっかり冷え切ってから(約50度)窯出しだそうです。深夜番さんたちは結局寝ずの番になってもうヨレヨレ状態。いっぱい飲んで食事して、横になったと思ったらすっかり落ちてました(笑)

16日:窯が冷えたので開けるよ〜と先生から連絡が来たので窯出しのお手伝い。温度が上がり切らなくてどうなってるか心配していた後ろの棚もなんとか焼けてるとホッと胸をなでおろす先生でした。前の棚から順番に出していき約2時間かけて窯の中の全ての器を出して並べていきます。

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同じ窯の中でも火の当たり具合や灰のかかり具合、炭などの効果でどれ一つとして同じものが出来ない備前、そこがなんとも言えない味わいです。胡麻、桟切り(さんぎり)、緋襷(ひだすき)など様々な表情があって、どれもこれも輝いて見えました。

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備前焼 ゆうゆう窯

丹山波さんが作った建水、轆轤目を残したカップ、天目茶碗、どれもちゃんと緋色が出て良い出来です。私は賄いと窯出しのご褒美に先生から花活けを2ついただきました。一つは玉垂れ(たまだれ)というのが出ているもので、もう一つはカセ胡麻(かせごま)が綺麗なもの、どちらも大切にしなくては!

また、次回の窯焚きにも参加させていただく予定です!

丹山波(にゃんば)
丹波国篠山藩
chasukehana atmark nyanba.com

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