四季を染める 葛染め

7月はちょうど花期の紅花を染めようと思っていましたが、調べてみると紅の赤は「寒の紅」と言われる通り霜が降りだす初冬〜冬にかけてが一番発色がいいそうなので急遽「葛」で染めてみることにしました。

葛もよもぎと同様に葉っぱに含まれる葉緑素を引き出せれば綺麗な緑になるそうです。

まず、裏山に出て葛の葉をめいいっぱい集めます。草刈りをサボっていたおかげでボッサボサに茂っているところをかき分けて、ついでの草刈りをしつつ色濃く出ている葉っぱを積んできました。

葉っぱを軽く水洗いしてちぎって鍋に入れ、染料を煮出していきます。

葛染め

煮出している最中に苛性ソーダを加えてアルカリ性にしておきます。
緑の色素もアルカリでよく溶け出す様です。
1回目は黄色味を帯びた緑ですが2回目以降はかなり綺麗な緑が出てきます。

染料としては3煎目と4煎目を使いました。綺麗なヒスイ色で染め上がりが期待できそうです。
煮出したままだとアルカリ性なので、酢酸を加えて中性に戻しておきます。

葛染め

染料が取れたら下処理をしておいたストール生地を浸して煮染めします。

葛染め

薄いクリアな緑が出ています。
この色をしっかりと留めるため、今回は媒染処理に銅を使いました。

葛染め

予想以上に綺麗な色が出てかなり嬉しい!

葛染め

乾くと少し渋みが加わり落ち着いた色になりました。

葛は生命力が強く、山の様に生い茂ってくれるので雑草としてはかなり厄介者なんですが、これだけ綺麗な色が出るなら今後は染料の材料として活躍していただくしかないですね。

丹山波(にゃんば)
丹波国篠山藩
chasukehana atmark nyanba.com

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