四季を染める 楓染め
真っ赤に染まった楓の色を映せたら、どれだけ綺麗だろうと思い今月は紅葉した楓の葉を使って染めることにしました。
楓の赤は冷凍するとより発色するらしく、先日紅葉狩りに行った帰りに拾ってきた葉をストッカーで2週間ほど寝かせてからクエン酸で抽出していきます。
紅茶を煮出した時よりも綺麗な赤が出てきました。
これはうまく染まるかな?
アルミで先媒染しておいた布を入れて30分ほど煮染めします。
水で濯ぐとほとんど色が抜けてうっすらとベージュピンク・・・
いまいちなので、一度染めたものを濃染処理してもう一度染め直そうと思ったらすっごい色に・・・
予想はしていたものの、緑色〜!これじゃ、ちょっと綺麗に染まらないかもです。
案の定、こちらの方は普通に緑がかった薄茶色になってしまいました。
残った液をみると雑味が取れたのか透き通るような赤になっていました。
残り液を使ってもう一度別の布を入れてみました。
すっごく綺麗な色なので、このまま染まればいいなと思いつつ30分ほど煮染めしてそのまま火から下ろして冷却。
かなり色が出ています。
ところが、水で濯ぎ始めるとどんどん色が抜けてやっぱり薄いピンクベージュに落ち着いてしまいました。
試し布の真っ白な木綿は薄いピンクに染まったのに。。。生地の違いでかなり色が違って出るようです。
う〜ん、、、微妙な色合いですね。
丹山波(にゃんば)
丹波国篠山藩
chasukehana atmark nyanba.com
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